--.--.-- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | |

2012.10.21 21:54


『正月用に買ってきたはずのインスタント食品は、正月が来るまえに食べてしまう。
「正月用に買って来たんだろ?」と呆れて訊けば、
「この即席感に、つい負けちゃうのよね」と言いながら
目のまえで冷凍の肉まんなんかをレンジでチンする。』


bookあなたとどこかへ

自動車メーカーのサイトに連載されたものをまとめた本のようです。
どれもドライブがテーマになった短編が8つ。

バブル時代を過ごしたた私にとって、ドライブ=デート、なんだけど(笑)
ここでのドライブの相手は、夫婦だったり、母娘だったり、ひとりだったり。
皆なにかもやもやしたものを抱えていたり、昔の恋の再燃にときめいていたり。
そして、車というひそやかな密室はそのまま、さまざまな結末へと走り出すのです。

この中で私が好きだったのは、角田さんの姉弟の話。
恋人にふられ、仕事も辞めてひきこもっていた私を、弟がドライブに誘うのです。
最初は面倒から悪態をつきながら渋々付き合う私でしたが
ぽつぽつと子供の頃の思い出を話すうち、弟の本当の優しさに気付くのです。
私には弟がいないから、なんだかうらやましくなってしまって。

反対に、ちょっと理解できなかったのが、片岡さんの作品。
昔一世風靡された作家さんですが、私は読んだことがなかったのです。
でもストーリーがどうというより、この方の文体が私には合わず・・・・
なんかね、英語をむりやり直訳したようなまどろっこしさ。
たとえば、「一昨日から始まった、そしていまその三日目をこうしてひとりで自動車で旅をしている、一週間にわたる休暇を取るために、彼はひと月にわたって奮闘しなければならなかった。わずか一週間という時間を空けるために、文字どおり彼は奮闘した。」というところ。
何度読んでも意味がわからなくて^^;
一週間、とか、奮闘した、とか何度出てくるんだ・・・
最初から最後までずっとこんな感じ。相性の問題なのかなぁ。


■収録作品■
「乙女座の夫、蠍座の妻」吉田修一
「時速四十キロで未来へ向かう」角田光代
「本を読む旅」石田衣良
「慣れることと失うこと」甘糟りり子
「この山道を・・・」林望
「娘の誕生日」谷村志穂
「遠い雷、赤い靴」片岡義男
「夜のドライブ」川上弘美

あなたと、どこかへ。eight short stories  205P
お気に入り度:★★★☆☆

↓ぽちっとお願いしますっ
にほんブログ村 写真ブログ 料理写真へ
関連記事

テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 吉田修一 角田光代 石田衣良 甘糟りり子 林望 谷村志穂 片岡義男 川上弘美

| *アンソロジー | コメント(0) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

コメントを書く

 
管理人にのみ表示
 

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

↑ページトップ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。