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2012.09.14 03:00


『くまにさそわれて散歩に出る。
川原に行くのである。
歩いて二十分ほどのところにある川原である。
春先に、鴫(しぎ)を見るために、行ったことはあったが
暑い季節にこうして弁当まで持っていくのは初めてである。』


book神様2011

川上弘美さんの、絵本のような可愛い一冊です。

わたしは、なぜか「くま」に誘われて川に散歩に出かけるのですが
なぜにくまと!?という疑問にはまったく答えが返ってきません。

わかるのは、くまはアパートの3つ隣の部屋に越してきたということと
くまはとても礼儀正しいということ。
別れ際に、「抱擁を交わしていただけますか」なんて控えめなことを言ったりします。
なんだか不思議なファンタジーな世界です。

そして実はもう一編、最初とおなじくまとの散歩の設定の物語が添えられています。
ただちがうのが、時代設定が「あのこと」、つまり原発事故直後だということ。

散歩途中で出会う人々は防護服をつけ、川にも子供たちの姿はなく。
散歩から帰ると、くまが放射線量を測ってくれたり。
「あのこと」以前と、一見なにも変わっていないように見えても
あれからすべてが変わってしまった。
そんな事実を改めて痛感させられる短編小説です。

神様 2011/川上弘美  44P
お気に入り度:★★★☆☆

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タグ : 川上弘美 ファンタジー

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