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2012.09.23 17:00


『街の様子を眺めながら鈴木は、昆虫のことを考えていた。
夜だというのに、街は暗くない。
暗くないばかりか、物騒がしい。
派手なネオンや街灯が光り、どこを見ても人ばかりだった。
けばけばしい色をした昆虫がうごめいている。』


伊坂さん、実は初めての作家さんです。
bookグラスホッパー

主人公「鈴木」は、2年前に妻を殺した男に復讐するために
彼の父が経営する会社に入社し、非合法的な仕事に手を染めます。

その鈴木のストーリーと、殺し屋の「鯨」「蝉」、そして「槿」のそれぞれの物語が
並行して進んでいきます。


しかし・・・
何と言ったらよいか・・・


結論を言うと、私には合わなかったみたいです(涙)

まずはこういったバイオレンス的なものが生理的に苦手なことと
登場人物に感情移入できる者がいなかったこと。

そして鈴木が妻の復讐のために、身の危険を冒し、違法(すれすれ?)のことまでしているのに
妻の死の描写が詳しく書かれていなかったり、犯人の「馬鹿息子」の姿が見えてこなかったり。

読んでいる途中に「あ、だめかも・・・」って思ったとき
私はそれでも最後まで読んでみるほうなのですが
今回はけっこうそれが長く辛い、試練の時間だったなぁ。

唯一、最後の章だけは、ちょっと人間的な感傷も入ってきてほっとしました。
が・・・・ラストの数行!
「まだ終わってない」的な余韻がぞっとします。

なんとなくイメージとしては、劇画タッチのコミックの印象かな。
感情移入とか、気持ちの揺れ動きなんてものより
テンポとか、凄みみたいなものが重要なのかもしれません。

まったく予備知識ないまま、この作品で伊坂デビューしたのですが
ちょっと入り口を間違えてしまったかな^^;
他の作品にもトライするかどうかは・・・未定です・・・

それと、関係ないですが、「静けさや 岩にしみいる 蝉の声」って句は
さりげなく見えて、実はとっても書きたかったんだろうな(笑)

グラスホッパー/伊坂幸太郎 322P
お気に入り度:★☆☆☆☆

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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 伊坂幸太郎 長編小説

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