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2012.08.23 21:00


『おふくろは猛反対した。
実家に急きょ呼びつけられた僕も
「やめといたほうがいいんじゃない?」と言った。
本音ではもっと強く、なに考えているんだよ、
まったくもう、とあきれはてていた。
だが、親父の決意は揺るがなかった。』


ひとつのテーマに沿って、いろんな作家が短編を書くアンソロジー本は
最近けっこうはまって読んでいます。
今まで縁がなく、読んだことのなかった作家さんに出会えるのが魅力です。

この本のテーマは「仕事」。
bookそういうものだろ、仕事っていうのは

この本に描かれている6つの物語の中で
私がいちばん興味を惹かれたのは、重松清さんの書いたもの。

定年を間近に控えた父親が、ある日突然、早期退職をして
駅の立ち食い蕎麦屋で働きたいと言い出すのです。

妻も息子も、「なぜ?」と思うばかり。
そして家族の反対にも、頑として自分の意見を曲げない父。
そのかたくなさの向こうには、どんな父の思いがあるのか。

それを父本人ではなく、息子はある人から知らされるのです・・・


それにしても自分が携わった仕事に比べて
世間にはなんとさまざまな仕事があるものか。

自分の知らない仕事が、どんなものなのか
そこで働く人がどんな思いで仕事をしているのか。

そんな「知らない世界を覗いてみたい」気持ちって
多かれ少なかれ、みんなあるんじゃないかしら。

そんなあれこれがちらりと覗ける、興味深いアンソロジー本でした。


*収録作品*
「ホームにて、蕎麦」重松清
「あの日。この日。そして。」野中柊 
「ハート・オブ・ゴールド」石田衣良
「バルセロナの窓」大崎善生
「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」森田隆二
「職場の作法」 津村記久子

そういうものだろ、仕事っていうのは 318P
お気に入り度:★★★☆☆

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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 重松清 野中柊 石田衣良 大崎善生 森田隆二 津村記久子

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