--.--.-- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | |

2012.08.04 17:00


『サマーキャンプに紀子がはじめて参加したのは
三歳の夏だった。
紀子の持つ、ほとんど最初の記憶である。』


bookひそやかな花園

いつの頃からか、紀子や樹里、賢人たち7人の子供たちは、毎年夏休みになると
親たちに連れられて、ある別荘でキャンプをするようになります。
緑に囲まれた別荘地。子供たちは山や湖で大自然を満喫します。

子供とはいえ、日常の毎日には大人には言えない小さな悩みやさまざまな問題がある。
でもキャンプに来ると毎年同じメンバーに会える。
ふだん出せない自分のキャラも、夏のひとときだけを一緒に過ごす彼らの前でなら発揮できる。

それぞれの思いの中、それぞれが心待ちにしているそのサマーキャンプ。
ところがあるときふとした疑問が沸き起こります。
「この集まりはいったい何なんだろう」

子供たちの年齢も、住んでいるところもまちまちで、親同士が友達なわけでもなく。
そしてある年を境に、あれだけ楽しみにしていたサマーキャンプは
なぜかぷっつりと行われなくなってしまいます。
それはなぜなのか・・・?

冒頭のキラキラとした夏休みのシーンとは裏腹にすすんでゆく、謎めいたストーリーに
どんどん引き込まれていってしまいます。
それは想像以上に暗くシリアスな問題をはらんでいきながら。

私自身の子供時代の夏休みをふと思い出しました。
この主人公たちと同じように、両親の友人家族や、その親戚たちと
毎年海水浴に行ったり、家で食事会をしたり。
そこにいつもやってくる、ひとつ年上の双子の男の子に淡い恋をしたり。ふふ^^

この小説の「謎」の部分はちょっとリアリティがなくて冗長な気がしますが
それでもかなりシリアスなテーマにぐっと入り込めた気がします。

角田作品、続きます・・・笑

ひそやかな花園/角田光代 296P
お気に入り度:★★★★☆

↓ぽちっとお願いしますっ
にほんブログ村 写真ブログ 料理写真へ
関連記事

テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 角田光代 長編小説

| *角田光代 | コメント(3) | トラックバック(1) | |

この記事へのコメント

面白そうですね。
あらすじを読んでいて、私も子どもの頃夏休みに親戚が集まってたのを
思い出しました。
小説のようにミステリー感はなかったのですが(笑)、いつしか途切れて
しまったんですよねぇ。
↓のエッセイも興味深いし、角田さんに興味が湧きました。
落ち着いたら読んでみたいです。(^^)

| SissyR | URL | 2012.08.04 22:34 | 編集 |

なんか昔はよくありましたよね~
親戚や友達が集まって夏休みを過ごすのって。
この小説はちょっとそういう記憶を思い出したんですが
実はちょっとミステリーでした。
角田さん、最近とってもはまってる作家さんですが
暗闇の中に、光、みたいなところがとても私好みです^^

| キャラメリーナ→SissyRさん | URL | 2012.08.05 11:19 | 編集 |

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

| | | 2013.07.19 16:12 |

コメントを書く

 
管理人にのみ表示
 

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「ひそやかな花園」角田光代
幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。 輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。 しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。 「あの集まりはいったい...

粋な提案  2013.07.19 15:23

↑ページトップ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。