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2011.12.03 22:30


『黄色いワンピースを着て現れたその人は
百合子の新しいお母さんになる人だと父が言った。
あれは五歳とのき、動物園に行った日のことだ。
乙美、と名乗ったその人はやさしく微笑むと
一緒にお弁当を食べようと言って重箱を差し出した。』

ずっと気になっていた本を読みました。

book四十九日のレシピ

母の乙美が亡くなり、まいってしまった家族のもとに
なぜかガングロの少女が、乙美の「レシピ」を持って現れます。
そして四十九日の大宴会を開こうと言い出すのです。

レシピというのは、乙美が生前、家族にあてた生活の処方箋。
それぞれに宛てたその処方箋は綺麗な絵入りで
家族を見つめる乙美のあたたかいまなざしが感じられるものでした。

乙美が得意だったお料理がいろいろ出てくるのですが
それがほんとうに美味しそうなのですよ!
特に、肉まん!(乙美は豚まん、と呼びます)
仕事帰りにふと思い出して、思わずコンビニに立ち寄ってしまったほどです(笑)
夏祭りの夜店で乙美が汗をかきかき作ったほかほかの豚まんが
この本でいちばん印象に残ったかもしれません

おはなしはちょっとシリアスな部分もあります。
特に長女百合子のまわりには、ひどい裏切りや、心ない言葉があって
怒りで途中で本を閉じたくなったほど。
でもそのすべてを「許す」百合子の姿に泣けてしまいました。

そしてブラジル人のハルミの登場もかなりのうるうるポイントでした。
すべてを言わない優しさ、聞かない優しさ、
そしてさよならを言わない優しさもあるんだなぁ、って。
そんな余韻が続きました。

いろんな意味で心を動かされた物語でした。

四十九日のレシピ /伊吹有喜  262P
お気に入り度:★★★☆☆

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タグ : 伊吹有喜 長編小説

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この記事へのコメント

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これ、ドラマの方を観ました!
ドラマも泣けて良かったんですが、やっぱり小説の方がずっといいでしょうねぇ。
登場人物もそれぞれが個性があっていいですよね。
ドラマでも余韻が残るものだったので、小説ではそれが更に強いんじゃないかと
想像してます。
小説に先に出会いたかったかも。^^

| SissyR | URL | 2011.12.04 04:16 | 編集 |

SissyRさん

Sissyさん、ドラマ観たんですね!
私は観てなくて小説が先だったんですが、かなり評判いいみたいですね。
お父さんが伊東四郎さんなんでしょう?ぴったり!笑
再放送があったらぜったい観たいと思います^^
お父さん以外のキャストも勝手にイメージしています。ふふっ

| キャラメリーナ | URL | 2011.12.04 13:42 | 編集 |

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