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2012.09.13 07:59


『ズームーは三島由紀夫に似ていた。
三島由紀夫の顔を知っている人なら、十人中九人が、「似ている」というだろう。
小柄なところも三島にそっくりだったが、本物のような毒気はなくて
むしろ砂糖で煮含めたという感じだった。』


あるサイトで絶賛されていて、読みたかった本。
bookズームーデイズ

「私」は、仕事で知り合った8歳下のズームーと出会い、共に暮らし始める。
ふたりで過ごす、7年の日々。ズームーデイズ。
しかしお互い大事なものには目をそらし、表面的な仲良しを演じているようだった。
子供のように屈託のないズームーに癒されつつも
もうひとりの男、妻子持ちのカシキへの想いも同時進行していた・・・

「私」はいかにも二人の愛する男の間でもがいているように見えるけど
彼女の愛、っていったいどこにあるんだろう。
こっちがだめならあっち、という具合に、ただ2つの間を揺られている振子なだけ。

そういう女性の気持ちって、心理としてはなんとなく理解はできるけど
私個人としてはまったく共感できないなぁ。
相手に無償の愛を与えることもなく、ただ優しさがほしい、言葉がほしい、ではね。

私、ズームー、カシキ、そして女友達など、共感できる人物が一人もおらず
誰にも感情移入できなかったのが残念でした。
でもこの作者の書く文章表現はけっこう好きかも。
また他の作品も読んでみたいと思います。

ズームーデイズ/井上荒野 189P
お気に入り度:★★★☆☆

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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 井上荒野 長編小説

| *井上荒野 | コメント(2) | トラックバック(0) | |


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