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2011.11.03 07:56


『「ママ、見て」
雪那がくるくると回転しながら
リビングルームを横切っていく。』


以前、永井するみさんの「グラニテ」が面白かったので
違う本をもう一冊手にとってみました。
ちょうど1年ぶり。
去年も「読書の秋」とか言っていたわ。私。(笑)

book逃げる

澪は優しい夫と可愛い娘に恵まれ、幸せな生活を送っていた。
にもかかわらず、時折沸いてくる恐ろしい感情・・・

そしてそれは澪の生い立ちに関係があるのではないか。
母の突然の死と、父への疑惑。
澪はそれらの記憶にずっとおびえていた。

そこに偶然出くわした、運命のいたずら。
澪は大切なものを守るために、その大切なものから逃げるように姿をくらますのです。

これは分類でいえばサスペンスになるのでしょうか。
巧みな展開にぐいぐい引き込まれ、一日で読み終えてしまいました。

親を思う気持ち。娘を思う気持ち。
手に取るようにわかる、そんな思いに包まれながら。

ただひとつ。
澪があんなに憎んでいた父をどうして放っておけないのか。
父のために、なぜそんな危険をおかしたり、自らの身を犠牲にまでするのか。

そこだけがどうしても理解できないまま読み進んでいきました。

けれどそれも後半で、「つながる」時がくるのです。

ちょっと偶然が重なりすぎたり、うまく事が運びすぎたり
細かい部分が気になった感はありますが(笑)
でも久々にハラハラドキドキの読書を楽しめた気がします。

永井さんの本はこれで2冊目。どちらも引き込まれるように楽しめました。
同じ作家を3冊読んで面白かったなら、私と相性がいいのだろうなぁと思うので
また近いうちにもう一冊読んでみようと思います^^


逃げる/永井するみ   345P
お気に入り度:★★★★☆

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タグ : 永井するみ 長編小説

| *永井するみ | コメント(6) | トラックバック(0) | |

2010.10.23 07:47


『花崗岩のようにざらざらしたもの。
「グラニテ」というフランス語の意味である。
しゃりしゃりと口当たりが良ければ
それでいいわけではないということだ。』


秋はだんぜん「読書の秋」になる私。
あっ、食欲の秋、以外でね。もちろん(笑)

最近読み終わった本はこちら。
永井するみさんの「グラニテ」。
本7116

グラニテ、とは、シャーベットのお菓子のこと。
冷凍庫で固めながら、何度も取り出してはかき混ぜ、また固めるという、
とても手間のかかって繊細な氷菓子。

それでいて口に入れるとしゅわしゅわっと体温で溶けてしまう。
そんなはかなさがあるといいます。

主人公の万里は一見すべてを持っているように見える女性。
オーナーをつとめる自分のカフェ。仕事仲間。年下の恋人。優しい男友達。
そして穏やかな娘との生活・・・

けれどそれらは永遠ではなく、いつかはグラニテのように
すべて淡く消え去っていってしまう。

本の紹介で取り上げられているような、恋愛小説とか、親子の恋の三角関係とか
そんなのはほんの一面的なこと。

周りの人との関係と距離の取り方の難しさ。
主人公の不器用な生き方に、ハラハラしたり、共感したりしながら
悲しいとか辛いとかとはまた違う、せつないという感情を感じて
いつのまにか自分と重ね合わせていたりします。

永井するみさんの本を読んだのは初めてでしたが
次は他の作品も読んでみようかなぁ。

グラニテ/永井するみ 356P
お気に入り度:★★★★☆

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